うるまの竪琴

カテゴリー │てるる詩の木工房楽器制作メディア掲載

うるまの竪琴
8月24日の地元新聞社琉球新報さんに掲載して頂きました。
ありがとうございます。

イベント等で
「これは何という楽器ですか?」と質問されて
「竪琴です。」とお答えすると
「ああ、ビルマの竪琴ね!」と言う方が多いです。
映画の印象を強く持っている方が多いのですね。
そんな時、私たちはうるま市に工房があるので
「うるまの竪琴です!」と地元をアピールしながらお答えしています。


竪琴はギリシャにも、ケルトにも、アフリカにも、もちろんビルマにもあり、
いろいろな弦楽器の元になったと言われています。
シンプルな形は弓から来たともいわれており、
弓の武器としてのパワーよりも、
奏でる音に力が宿ると古人は考えたのだと思います。

ライアー、とはドイツ語で竪琴の意味です。
宮崎駿監督のアニメ『千と千尋の神隠し』で木村弓さんが
ドイツのライアーで主題歌を弾き歌いしたことから
日本で知る人が増えました。
ドイツのシュタイナー教育の中で治療教育の為に
20世紀になって「ライアー」として再創造された楽器です。

遠い外国の楽器だと思い憧れていた竪琴でしたが
奏者の平岡祐子さんから
『深い泉から水を汲んで下さい。』とご助言頂いて
自分の足下の泉を掘ろう、と思いました。
深い泉は世界各地を流れる地下の水脈につながっていることを信じて・・・

それから17年、ゆっくりとした歩みですが、
いつも応援して下さっている皆様ありがとうございます。
ていねいに作り続けていきたいと思いますので
これからもよろしくお願い致します。



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