ムーチーの日に

てるる詩の木工房

2019年01月14日 09:49

今日はムーチー。
月桃の葉で餅を包んで蒸し、こどものいる家庭では
その子の年の数だけ軒につるして健康を願います。

写真は以前earth photographer西美都さんに撮影して頂いた一枚。
場所はムーチー伝説のある首里金城町の大アカギです。
今は木の保護の為にこの場所は立ち入り禁止となっており、奇跡の一枚となりました。
木に竪琴が抱かれている、とても大好きで大切な写真です。


沖縄の冬の寒さは4回来ると言われています。
1、冬至寒さ(トウンジービーサー)冬至の頃の寒さ。仏壇にジューシー(炊き込みご飯)をお供えします。
2、ムーチー寒さ(ムーチービーサー)ムーチー(餅)の頃の寒さ。前述のムーチーをお供えします。
3、戻り寒さ(ムドウイビーサー)寒さが和らいだかな?と思ったら寒くなる。寒の戻り。
4、別れ寒さ(ワカリビーサー)最後に来る寒さ。過ぎ去ったあとに『あの寒さが最後だったかな・・・』と冬に別れを惜しむ寒さ。

不思議と昔の暦は良く当たり、それまで温かくてもムーチーになったら
急に寒くなったりもするのですが今年は温かい一日でした。
お陰で仕事も快適に進みました。

仕込みの時期は種を蒔いているような感じで見た目にはあまり進捗がわかりません。
でもとても大切な時間なのです。

『たいていの生き物の始まりは、光のない場所で起こる。
ブドウは地面に根を張り、子鹿は雌鹿の子宮の中に形をとる』
ナンシー・ホールダー


ご近所からいただいたムーチー。三時休みにおいしく頂きました。
ありがとうございます!


関連記事