旧12月16日生まれのことのは

てるる詩の木工房

2019年01月26日 19:18

1月21日は旧12月16日、今年初めての満月でした。
日本では観測できなかったのですが皆既月食だったそうです。
そして夜明け前には金星と木星が美しく輝いていました。
この日、新しいことのはに弦を張りました。
ことのは しいの木・ペンタトニック・9弦
ナチュラル・ポリッシュ仕上げ
2019年1月21日(旧12月16日満月・皆既月食)
 ¥75000(税別・木製ケース・調弦器込み)
特別支援学校でこども達と向きあっている先生からのご注文でした。
わらび手もまあるく仕上げました。

県外に『まいまいずの井戸』という井戸があるそうです。
(詩人吉増剛造さんの講演会で初めて知りました。)
かたつむりのような螺旋の井戸を下りていくと都会であってもシーンとした空気に包まれます。
昔水を汲む人々は下りるときは皆無口ですが、水をくんで上っていくときには足取りも軽くなり、
自然と誰かがうたを口ずさみ舞がはじまり、喜びをたずさえてくるのだそうです。

沖縄の井(かー)も少し下りたところにあります。
以前獅子頭を制作したとき、魂を込める儀式で(シディガー)という湧き水の出るところに行きました。
シディル、とは羽化する、脱皮する、新しく生まれるという意味です。
獅子が生まれ変わるに当たり、地域の皆さんと共にその井戸で祈りを捧げました。
獅子の姿形は年月と共に変わっても地域を守る魂は生まれ変わりながらずっと続いていることに感動しました。

ことのはの小さな螺旋もそんな井の話を思い浮かべながら彫っています。


高音部4弦は自作のストレート弦です。
弦巻き機も改良中!
弦巻き機を作る機械も製作しながら改良しています。
今日の朝ご飯!
オオタニワタリの新芽を軽く湯がいて、
タラの芽入りのオムレツ。
琉球松で作ったお皿に盛りました。
寒い季節ですが植物はちょっとずつ春に近づいています。

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