てるる41弦制作
久々の投稿となりました。
何をしていたかと言えば、ひたすら甲の成形です。
気付けば朝も昼も夜も・・・
ふくらみを持ったアーチトップの竪琴は
世界中でてるる詩の木工房だけが制作しています。
表面だけではなく、見えない内側の削りにも長い時間をかけます。
完成したときの音を予感させるような響きが
削りながら立ち上ってくるようになります。
それぞれに内側の形から『太陽のしずく』『星月夜』と名前が付きました☆
ご注文を頂いている総桑の楽器。
ゆっくりと果実が熟するように形が出来上がっていきます。
完成まであと一息!
煮詰まりそうなこんな時、海辺を散歩するのが良い気分転換。
先日の散歩中、海の向こうから網袋を重そうに持ってくる男性が・・・
なんとサルボウガイがいっぱい!
採り方を教えてもらい、次の日私たちも挑戦してみました!
砂の中で口を開いているのが見えるので、
棒でつつくとふっと砂を吐く、そこを掘り起こすというシンプルな漁。
目をこらして見つけました!
天使の羽根のような殻。
蝶番の仕組みも本当に精緻で美しい。
自然の美しい形から学ぶことはたくさんあります。
ゆっくりゆっくり自らの殻を成長させていく姿に甲を少しずつ削る姿が重なります。
自分で採った味は格別です!
たくさんの夏野菜と一緒にいただきました。
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