てるる詩の木工房　～髙良輝幸の沖縄竪琴制作～

毎日抜けるような青空ですね。
鳴き始めは遠くで聞こえていたクマゼミも大合唱になっています。

桑の木てるる３９弦の制作が進んできています。
フレームが組み上がり、フレーム木地の最終調整をしています。
重さを確かめながら、少しずつ削っていきます。
仕上がって行くにしたがい、木の削る音が変わってきます。
音がひびいてきて、それまで聞こえなかった倍音が聞こえてきます。
『木』だったものが『楽器』に変わっていく瞬間です。









おそらく朝も昼も夕方も同じ姿勢で来る日も来る日も同じような作業をしています。
でもその中で明らかに楽器へと変わっていきます。

この時期は肉体労働では無いのですが、神経をとぎすまし、うつむく姿勢が多いので首や肩への負担が結構あります。


そんな時には・・・畑を眺めるのがいちばんの楽しみ♪

夏至を境に、クワンソウのオレンジの花の季節は終わり、ゴーヤーが花盛りです。
その下には涼しげにゴーヤーが揺れています。







我が家のゴーヤーもやっと採れ始めました。
自分で育てた野菜はなんだか味もおいしいです。
高校生のお弁当にゴーヤーチャンプルーは定番ですが、
以外と『おいしい！』と喜んでくれるのは薄切りをさっと茹でて麺つゆと鰹節とすりごまを和えた物。
大人はとれたてのゴーヤーでジュースを作ると暑い一日を乗り切れそうです。







曲がった実や成長の遅い実、横から伸びた芯などは随時剪定しています。
それからゴーヤーを食べた残りのワタの部分。
自分で育てるとこれらもなんだか愛おしく、ザルで干しています。

お茶として飲んだり、いちばん効くのは、ネットに入れてお風呂に。
暑くなり始めのこの時期、工房で作業をして汗だくになるとあせもが出来るのですが、
ゴーヤーのお風呂にはいると不思議と良くなります。

夏バテしそうな今日この頃・・・
ゴーヤーのお陰で毎日仕事に頑張っています

皆様もどうぞ暑い夏、体調をくずされないようご自愛下さい。